2010-07-28

夏のおもいで

伯父の葬儀に参列する為に母の田舎へ一泊で行ってきた。
今回は父さんはお留守番。

小学生の頃、毎年お盆には従兄弟達が集まって楽しく過ごした夏の思い出が
よみがえる。空気の匂い・森の木々の多さ・オレンジ色の屋根瓦の家々・セミの声・
川のせせらぎ・かまどのある台所・薪風呂…
ファッションとしてではなく「丁寧な暮らし」が未だに残っている感じ。
何十年か振りに会う従兄弟達、これが普通の帰省なら楽しく一杯やりながら
思い出話に花を咲かせることもできたんだろうな。
こんな事でもないと集まらないのが哀しいかな「現実」なんだろうな。

でも従兄弟の子供たちは初対面にも関わらずすぐに打ち解けて遊んでいた。
遊んで暫くして肩を叩きながら「ねぇ! 名前何?」って。
なぜ今頃聞くのか?と思いながら子ども達のやり取りを見る。
宿では「ホタル鑑賞」というツアーが付いていた。折角なので参加する。
「人の死」の意味が分からない齢の子供たちには「おじいさんはお空に行くんだよ」
と云う説明をした。
大きくなって皆で見たホタルと一緒におじいさんの事も何となく思い出してくれたら
いいな。

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