2012-03-11

週末あれこれ

少し前の週末、お雛巡りに出かけた。
お雛様とは無縁の我が家に父さんと息子を置いて母さん一人で出かけた。

一番のお目当てはブログを通じて知り合った方を尋ねて伺った企画展。
60年代から70年代の地元のファッション等の展示。
記憶の片隅にある時代から改めて感じる当時の匂い。

期間限定のカフェにて頂いたコーヒーとクッキーと彼女とのお喋り。
またゆっくり話したい事がたくさん。
新しい門出おめでとう。

友人の死や新しい出会いや嬉しい便りや新しい挑戦や色々あった2月3月。
iPhone購入ですっかり重たいD70Sを持ち歩かなくなったけど下手なりにも
構図やWBを考えて写真を撮るのは楽しい。私は楽しみと記録の為に
シャッターをきっている。
けど写真に対する見方が少しだけ変わった出来事があった。
先日の友人の葬儀の時、彼女のアルバムが飾ってあった。
写真の中の彼女はお洒落でお茶目で生き生きとしていて「死」とは
無縁だ。勿論在りし日の姿に涙が溢れてきたがそれよりも私は
彼女の「カメラに入っていた写真です」と書かれたアルバムの写真で
涙が止まらなくなった。
それはまさに彼女の見た風景であり、気持である。
シャネルのネイルを塗り終えた後の一枚。ラスクとカフェオレの一枚。
最愛の姪っ子との会食の一枚。
それらから感じられるのは彼女の「生きる」そのものだ。
当然彼女は写っていないけど、もっと雄弁に「彼女」を語っていた
その写真を忘れないと思う。
楽しみと記録の先に何かがあるかと思うとただの道楽だけどこれからも
続けていこうと思う。

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